岸まつえ 平和と希望のまち新宿をつくる会

岸まつえ図書室

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岸松江@つぶやきタマゴ 連載・32

安倍首相は「女性の味方」か?

月刊女性&運動2014・10

過去最多といわれる5人の女性閣僚とともに発足した第二次安倍政権。「女性の活躍促進に向けた新たな法的枠組の構築」をめざして、厚生労働省の労働政策審議会雇用分科会で審議を開始し、今年10月には建議を出し、法案を国会上程するというのです。

具体的内容は現時点で不明確ですが、東京オリンピックが開催される2020年までに指導的立場の女性比率を30%にするなどの数値目標が取りざたされています。

しかし、これまでの安倍さんは、例えば「平和を守るため」に戦争に参加できるよう集団的自衛権を認めたり、「表現の自由を尊重する」としながら秘密保護法で権力者の自由のままに秘密を指定できるようにしたり、脱原発といいながら再稼働をすすめたり…。とにかくその政策は、看板と内容が全く食い違っている支離滅裂ぶり、まあはっきり言って「大嘘つき」なのです。

しかも、新内閣の女性閣僚の多くは、男女共同参画や夫婦別姓に反対し、戦争できる憲法改正をめざす「日本会議」の支援者たち。しかも、臨時国会に上程予定の「生涯派遣法」案は女性の非正規化を固定するものです。

先日9月10日、女性研究者や弁護士らの呼びかけで開催された緊急院内勉強会でも、「女性」問題がこれだけ注目されることはかつてないことだという指摘の一方、「安倍内閣は賃下げ内閣だ」「(安倍さんの政策には)非正規待遇改善や男女間格差の是正政策はない」「女性の視点で差別や暴力をなくす姿勢が見えない」「一部の女性が輝くだけでは女性の分断・格差をひろげるだけ」「シングルマザーの問題はネグレクト(無視)している」などの厳しい意見が出されました。

私たちは若者が戦争に送られることにならないよう必死に憲法を守る運動をすすめていますが、安倍首相にこれ以上「女性の味方」きどりされることにもガマンできません。女性の力をいまこそ見せつけたい。

(弁護士)

※「つぶやきタマゴ」は小さな「つぶやき」を温めて新しい何かが生まれたらいいなという思いをタイトルに込めました。

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