岸まつえ 平和と希望のまち新宿をつくる会

岸まつえ図書室

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岸松江@つぶやきタマゴ 連載・18

女性の「使命」

月刊女性&運動2012・12

以前にもこの欄でつぶやいたことがありますが、日本の女性は全人口の51.3%と男性よりも300万人も多い多数派です。ちなみに、65歳以上の男女別人口をみると、女性の比率は57.3%、75歳以上人口だと62%と、女性は長生きするほど、確固たる多数派となります。

それに加えて、女性は「プラスα」の声を代弁していると私は思っています。それは男女の伝統的な役割分担のために、多くの女性が家庭責任を担い、子どもや高齢者・障がい者の世話をし、日常的にこうした人たちと接していることから、彼らの声をも代弁する役割を担っているということです。特に子どもたちは社会の未来を担う存在ですが、十分な意思表明ができない幼い子どもたちや、参政権がなくて政治的な意思決定に参加できない子どもたちもいます。その子どもたちの思いを代弁するのは、子育てに大きな役割を果たしている私たち女性ではないでしょうか。

また、そういう存在である女性たちは生活者としての実感・視点を持っています。

ですから私は、日本の女性は、「51.3%プラスα」の声を代弁する圧倒的な多数派の存在だと思っています。

そして、そんな女性には「使命」があると思うのです。いきなり「使命」というのは少し大げさですが、「使命」という言葉を辞書で調べると「与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務」などの意味があると書かれています。

だって、多数派である女性がみんな黙っていたら、生活者としての視点や子どもたちの願いが生かされるでしょうか。平和は実現するでしょうか。女性たちの声を反映していない社会は、「国民が主人公」の社会とはいえません。「民主主義」ともいえないでしよう。

だから、女性には果たさなければならない「大切な役割」、すなわち「使命」があると思うのです。

おかげさまで私、各地の新婦人の方々に招いていただき、女性の権利や役割などについてお話をさせていただく機会が多くあります。

そのとき私は、この多数派の女性が持っている「役割」と「使命」についてお話をします。私たち女性自身の「使命」に気付くことで、一人ひとりの女性が自分自身の存在に自信と誇りを感じてほしいからです。

(弁護士)

※「つぶやきタマゴ」は小さな「つぶやき」を温めて新しい何かが生まれたらいいなという思いをタイトルに込めました。

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